-Monaco-
フランスのニースから車で行くこと1時間弱、とても小さな国、モナコへ行ってみました。
モナコといえば、モナコグランプリのF1レース、グレース・ケリー、カジノ、セレブなリゾート地などを思い浮かべるのですが、行こうと思って本を読んでいると、
「”世界三大夜景”の一つにモナコが選ばれました。」との記載が。なんでも2012年、長崎で開催された夜景サミットで香港、長崎、そしてモナコがトップ3の夜景として選ばれたのだとか。
香港は「そりゃ選ばれるでしょ、納得。」、長崎は「へ~そうなんだ、函館ではないのね・・・。」、モナコは「全然知らなった~。」というのが感想。
そういうからには、見てみたくなるもの。
ということで、子連れ旅で夜の街歩きはほとんどしない我が家ですが、今回は特別!お昼寝を皆でたっぷりした後に、早めの夕食を済ませ、いざ、日が暮れる前にモナコへ出発したのでした。
フランスとは違う国なので、念のためにパスポートを携帯するも、車を走らせているといつの間にかモナコへ入国。一応、「ここが国境なのかなぁ。」というところに警察官は立っていましたが、なんのチェックもなし。
ちなみに、住民100人に一人の割合で警官がいるので、治安の良さはトップレベル。街のいたるところに警察官がいてよく目につくほど。
その後、山がちの地形の都合からか、道が意外と入り組んでいて駐車場を見つけるのが大変でしたが、何とか街歩き開始。
門をくぐって、まずは岩山の上に建つ大公宮殿へ。
モナコ港が見えてきました。
おびただしいヨットの数。さすがゴージャスな高級リゾート地だけありますね。
こちらは港のそば、山側の街並み。フランスのすぐ隣なのに、ニースとはまた違った雰囲気のある所で、「やっぱり国が違うんだな~。」と感じます。
目の前に広がる光景は、香港島の洋風版といったところでしょうか。背後に山が迫った狭い土地に所狭しと高層の建物が並んでいるところがそっくり!
坂を上りきったところに、砲台が。昔ジェノヴァ人が築いた要塞跡に宮殿が建てられたのであるんでしょうか。
黒い玉を見て、「お団子がいっぱい~~!!」と喜んでかけていく娘たち(笑)。
これに上ってずいぶんと遊んでいました。どこでも遊び場になっています。
高台から港を眺めたり、そばの旧市街を散策しているうちに日が暮れてきました。行ったとき(7月上旬)は日が暮れるのが遅く、だいたい21時30くらいから暗くなってきます。
薄明りだった港の風景に明かりが灯りました。その後さらに暗くなったのが、一番最初の写真。
さすが3大夜景に選ばれていることだけあります。
写真はライトアップされた大公宮殿。あのグレースケリーも公妃として住んでいた場所です。
この日はクラッシックコンサートが催されていたようで、とびきりおしゃれをした男性&女性がたくさん中へ入っていました。モナコらしい光景です。
子供が生まれてから、夜に外を出歩くことがめっきり減ったので、夜の街歩きは少し新鮮。
しかも、夏のヨーロッパ旅では日が暮れるのが遅くて、なかなか夜景を見ることもなかったのですが、今回きれいな夜景を久々に見る事ができて大満足です。
宮殿のある岩山の上から、明るく見えていた港の方へ降りてみると、キッズミニ遊園地みたいなところを発見。
ちょっとした夏祭りのようです。
上の写真はバケツ一杯にアヒルの人形を釣って景品と交換というお店。
サナは意気揚々と釣りにはげみ、レナは姉の様子をまじまじとみています。
夜のモナコは子供にとっても刺激的でピカピカ光る夜景を長々と眺めていたのでした。