‐El Chalten,Argentina‐
「山の天気は変わりやすい。」
よく言われる言葉ですが、ここエルチャルテンでは、ホントにこれを実感しました。
4泊5日の滞在中、朝快晴で、宿からフィッツロイの先っぽが見えて、「今日はトレッキング日和。」と思って、フィッツロイが見える展望台まで登るも、山が雲隠れしてしまったり。(詳しくは「憧れの山、フィッツロイ! アルゼンチン・エルチャルテン3」で書いています。)
晴れているのに、歩き出すと小雨がパラパラ、レインジャケットを着こむと、また晴れてきて暖かくなったり。
一日中強風が吹いていて、雨も降るので宿にこもったり。
そんなわけで、天気予報と窓から見る空模様と、にらめっこの毎日をすごしていたら、あっという間の最終日。
エルチャルテンに4日も滞在しているのに、まだ、フィッツロイの全貌を見ていない!!!!
最終日は天気予報が良かったので、次の目的地、エルカラファテへのバス便をお昼の便で予約。
朝、まだ暗い中、サナ&レナを起こしてささっと支度し、寒空の中、出発。
目指すは、日の出の時間のフィッツロイ!
1回登ったルートなので、暗くても割とラク。
問題は、3歳児と5歳児を連れていること。レナはパパがおんぶ、サナは懐中電灯を照らすのをさせてあげたり、携帯で音楽をかけてあげたり(もちろん、小さい音で。)しながら歩いたのでした。
登山口から4キロ地点にある展望台に到着。
暗い空が、段々明るくなってきて、ピンク色に。
暗い中、「見えるかな~。」と思いながら登って来たのですが、ようやくフィッツロイが見えた!
感動!
日の出とともに、赤く燃えるようなフィッツロイが見えることで有名なのですが、この日はピンクどまり。
なかなか”燃える”ようになるのは難しいらしい。(カプリ湖の側でキャンプを数日間して、毎日日の出を観察している旅行者と話していたら、そう教えてくれました。)
空が明るくなってきたけど、とても寒い!
寒さにめっぽう弱いサナ&レナ、「寒い寒い~。」とかなり騒いでいました。(笑)
最終日にして、ようやく全貌が見えたフィッツロイ。
よかった、よかった。
と思っていたら、太陽がさらに登ってきて、山を照らし始めました。
山の頂上から徐々に、オレンジ色に染まっていきます。
燃えるフィッツロイはなかったけど、オレンジ色のフィッツロイもなかなかよかったのでした。
美しい!の一言。
サナも暗い中から2回目の登山、頑張りました!
(写真をとるパパの側で、「寒いから早く帰ろう~~。」と言っていますが・・・。)
このフィッツロイ、アウトドアブランドの「パタゴニア」のロゴマークのモチーフになったことでも有名。
我が家はこの旅行中、サナ&レナはパタゴニアの帽子(上の写真)、パパ&ママはR2ジャケット(フリース)を愛用していたので、
「この帽子のマークと同じ山だよ~。」と教えてあげると、サナも嬉しかったよう。
この後、パタゴニアのマークを見るたびに、「フィッツロイ、行ったよね~。」と得意げに話すようになったのでした(笑)。
お天気次第のエルチャルテン、最終日は晴れて最高でした!