‐El Chalten,Algentia‐
ルート40が大雨で思わぬ通行止め。迂回ルートを通って、30時間の大移動の末、やっとのことでバリローチェからエルチャルテンに到着。
到着した日は、予約していたアパートにチェックインして、夕食を食べたら終わりとなったのでした。
エルチャルテンでの宿泊は4泊。
この4泊をどのように行動するかは天気次第。
山は天気によって、見える見えないがあるし、雨が降っては歩くのも大変なので、天気予報とにらめっこ。
ちなみに、山の天気予報を見るのに使っていたサイトは下のサイト。天気予報が見たい山と標高を選択すれば、1週間の予報が表示されてとても便利です。
https://www.mountain-forecast.com/peaks/Cerro-Fitzroy/forecasts/500
これを見ていると、到着の次の日の朝が一番天気が良さそう。
大移動の後で疲れているのですが、天気には逆らえない。
少しゆっくりめに起きて、朝、フィッツロイが見えるカプリ湖をめざして歩くことにしました。
フィッツロイはアウトドアブランド、パタゴニアのロゴマークにもなっていることで有名で、まさにパタゴニアを代表するトレッキングスポット!
この日の朝、宿から見えたフィッツロイが前回の投稿記事のトップ写真。
朝一番は山が見えていたので、期待は大!山の背後に迫ってきている雲がモクモク出てこないことを祈りつつ…、出発です。
写真はトレッキングルートの入り口。
天気は快晴!パタゴニア=風が強いのイメージですが、風も強くなく、トレッキング日和。
レナは…、前日の長時間移動がこたえているのか、「歩かない~。」となったので、最初からパパにおぶられています(笑)。
少し上ってきたら、エルチャルテンの村が見えるところまで来ました。
写真よりも、かなり雄大な景色が広がっています。
サナは、「まだ着かないの??」と半ば文句を言いながらも頑張って歩いています。(笑)
途中、へこたれそうになると、しりとり(しかも好きな食べ物の名前で!)をしたりしながら騙し騙し歩いてもらいます。
見晴らしのいいルートを過ぎると、森の中へ。
行った時期(2月)は毛虫が大発生していて、途中、道が毛虫だらけ。
サナは、それが怖いらしく、最初は「イヤ~~~~!!」と半べそかいていました。
ついに、目的地のカプリ湖に到着!片道4キロなので、小さな子連れでも頑張ればなんとか来れます。
お目当てのフィッツロイは…、見えるはずが、到着の頃にはすっかり雲が出てきて、上の部分が隠れてしましました(涙)。
カプリ湖にいた鳥。日本ではめったに見かけない鳥を南米ではよく見ます。
持ってきたサンドイッチのお弁当を食べ終わったころには、さらにモクモク雲が。
残念!
「今日は見えなかったねぇ。」と言いながらぼちぼち帰ろうとしたら、バリローチェからのバスで途中から乗ってきた日本人の女の子旅行者2人と再び遭遇!
彼女たちはエルチャルテンに2泊だけの予定なので、バス到着の翌日、夜中3時ごろに起きて、日の出を見に展望台まで登ったそう。やはり若い子のパワーはすごい!
そして、朝焼けに赤く染まるフィッツロイを見ることができて、朝10時頃までは雲がかかっていなかったそう。
サナ&レナもお姉ちゃんたちとの再会が嬉しかったようで、親子4人だけだと絶対「歩きたくない~。」と大変だったであろう下山も、お姉ちゃん達と歌ったり、しりとりしたり、おしゃべりしながら下山できたので、親としても大助かりなのでした。
カプリ湖まで往復8キロ、宿からだと10キロほど歩いたのに、下の写真、2人は下山後もご覧の通り。
お姉ちゃんたちに会えた興奮冷めやらぬ、疲れ知らずで走り回っていたのでした。
カプリ湖までのルートは登山口から最初の1キロが急な登りがありますが、後は緩やかに登っていくルートなので、5歳でも頑張ればトレッキングできます!
今回はフィッツロイの全貌を見れなかったので、天気予報をにらみつつ、残り3泊のうちにまたリベンジ…。