‐El Chalten,Argentina‐
写真は、アルゼンチンのエルチャルテンへ入る手前の道路から見た風景。
エルチャルテンの村の背後にそびえ立つ雄大な姿のフィッツロイやセロ・トーレなどがきれいに見えていますが、この風景を見たのは村からエルカラファテ行きのバスに乗車しているとき。
つまり、バスの窓の後方に小さくなっていく山を眺めて景色。
エルチャルテンへ来るときにこんな好天だったら、山を前方に見ながら、「おーーー!!!これがフィッツロイ!」と初めて対面する山々に感動もさらに大きかったはず…。
しかし、我が家がエルチャルテンへ入る時は、天候が悪く(アルゼンチン・エルチャルテン1で書いたとおり。)、曇りだったので空は真っ白、山は何も見えなかったのです…。
ま、最後に見えたのでよしとしましょう。
それにしても、フィッツロイが見える展望台までトレッキング(子連れなので、スタートから4キロ地点の一番近い展望台)をして間近に見た景色ももちろんよかったけど、山は遠くから見てもいいもの。
特に、このエルチャルテンの背後に連なる山域の全体像が良く見える、村の手前の道路からの景色はかなりの絶景!
岩山の美しくかつ独特のフォルムはずっと眺めていても飽きない!
多くのクライマーを魅了するだけありますね。
こんな天気のいい日にレンタカーを借りて、自由気ままに車を停めて眺めれたら…、とエルチャルテンを去る最終日に思ったのでした。
この景色は、今回の世界一周旅行で見た景色の中でも5本の指には入る絶景かも。
村の入り口からの景色は上の写真。
ここからは、手前の岩山に隠れて山の上しか見えません。
角度を変えると、こんな感じ。
村から出て、車を走らせると、やはり全貌が見えて、美しい!
(写真はバスの車窓から撮影しています。)
さて、エルチャルテンでの絶景をもう一つ紹介。
それは、ロス・コンドレスという展望台(Mirador de Los Condores)。
写真に写っている看板にもある通り、30分ほどの緩やかな坂を上る簡単なハイキングで展望台に到着します。
名前の通り、コンドルが見れるらしい。
宿のオーナーの女性から、「子連れでトレッキングするなら、ロス・コンドレスかカプリ湖(フィッツロイ山が見れる)がお勧め。あとは、結構距離が長いトレッキングルートが多いので大変よ。」と教えてもらっていたので、行ってみることに。
本当は、お手軽ハイキングでフィッツロイが見えるポイントなのですが…、山にはモクモク雲が…。やはり、”煙を吐く山”と呼ばれているだけあります。
山は見えずとも、もう一つのお目当て、コンドルは飛んでいました!
(写真では豆粒のようにしか映っていませんが…。)
じっと目をこらして空を見ていると、優雅な姿で飛ぶコンドルが簡単に見つけることができ、レナもサナもコンドル探しに大忙し。見つけると、「あそこいるよ!」と指さしで教えてくれていたのでした。
展望台まで上ります。
到着!
けど、この日は風が猛烈で、吹きっさらしの展望台は強風がビュービュー吹き荒れていて、子供は立っているのがやっと。レナはひざまずき、サナはパパにしがみついています(笑)。
こんなに強風なので、雲が流れて山が見えるかな…、と淡い期待を抱いていたのですが、なかなか見えないんですね、これが。
天気が良かったら、おそらく絶景!しかも、短時間にお手軽に登れます。
ロス・コンドレスへ行く手前にあった分岐点まで戻って、別方向に行ってみます。
15分くらい行くと、ラス・アギーラスという展望台に到着。
こちらは、フィッツロイとは逆方向の景色が見えます。
こちらもなかなか雄大で、パタゴニアらしい風景が広がっています。
遠くには、ミルキーブルーの美しい氷河湖も見えます。
こんな感じで、エルチャルテンは、村から歩いてアクセスできるトレッキングルートが色々充実しているので、天気さえ良ければ、長期で滞在しても飽きることがないです!
我が家も4泊5日滞在しましたが、まだ行けていないルートがたくさん。(特に、セロ・トーレを間近に見るトーレ湖のルートは行きたかったけど、天気が悪くて断念…。)
しかも、優しいショートコースや少し頑張れば子連れでもトレッキングOK。
いつか、またロングコースも挑戦してみたいものです。
↓ 空を飛んでる風。下は崖ではないので、危なくないです(笑)。