-Mostar,Bosnia and Herzegovina-
写真は、ボスニア・ヘルツェゴビナのモスタルにて。街を象徴する橋、スターリ・モスト。
街の中央に川が流れており、アーチが美しいこの橋が架かっていることで有名で、旧市街のこの橋と一体の街が世界遺産にも登録されています。
このモスタル、クロアチアのドゥブロヴニクからバスで3時間と比較的近いため、日帰りでやってくる観光客が多い!
写真をご覧の通り、日中の橋の上は交通渋滞のような人混み(笑)。
我が家も当初、ドゥブロヴニク滞在中、このモスタルとモンテネグロのコトルの1DAYツアーのポスターを至る所で見かけ、日帰りで行ってもいいかなぁと思ったのですが、値段を聞いてみると高い。
(確か、大人一人70USDくらいだったはず。近いといっても往復6時間だから、ほとんどの時間はバスに乗ることになるのに・・・。)
ツアーだと、2歳はフリーにしてくれても、5歳のサナは代金がかかるから、家族で行くと馬鹿にならない金額。
じゃあ、レンタカー借りて、国境越えして行ってみる?と思ったので、レンタカー屋で話を聞いてみるも、レンタカーで国境越えはOK(モンテネグロ、ボスニアとも)だけど、国境越え手数料みたいなのがそれぞれの国で必要らしく、レンタカー代+手数料+ガソリン代を考えたら、それも高くなってしまう。(クロアチアの夏のハイシーズンのレンタカー代は最安のネット予約でも他国と比較して高い!)
結局、クロアチアから日帰りで行くのはやめて、以前、ブログに投稿したとおり、クロアチアのドゥブロブニク→モンテネグロのコトル→スヴェティ・ステファン→ブドヴァ→ボスニアのモスタルと滞在しながら移動してきました。
街はネレトヴァ川を挟んで東側がムスリム人、西側がクロアチア人と住み分けがされているそうで、我が家が滞在していた宿は西側。
なので、宿からはこのスターリモストを渡って旧市街の中心部へと散策。
写真の川の右手に広がっているのが、ムスリム人が住む地区。モスクの尖塔が見えていて、オリエンタルな雰囲気。
イタリアやオーストリアなど西欧に近しい雰囲気を持っていた、スロヴェニア、クロアチア、モンテネグロと同じ旧ユーゴスラビアの国だけど、雰囲気はがらりと変わる。
「なんか、全然違うところに来たみたいだね~。」と夫婦二人とも驚き!
メイン通りはお土産屋さんが所狭しと並んでいます。
つるっとした丸い石でできた石畳の道が、印象的な街。
写真、「バカル」と呼ばれる銅製品はこの辺りの特産品。たくさんお店があります。
他にも色々お土産雑貨が売られていますが、どこか、トルコなどと雰囲気が似てる気が・・・。(実際に「これトルコ製じゃない?」という製品もあり。)
路上で売っていた可愛いマット!
娘たちはそんなこともお構いなしに、自由気ままに歩いてます。
おばさんが売っていた手作りレース製品がなぜか気になるサナ。
「ママ、可愛いね~。」と近寄って見ています。
旅も長くなると、度胸がついてきて、勝手にお店を覗きに行ったり、「HELLO~!!」と声をかけたりと、それなりに街歩きを楽しんでいます。
今ではたくさんの観光客が訪れる、ボスニアでの人気観光地の一つとなっていますが、つい最近まで紛争があったところ。
スターリ・モストの橋も紛争で93年に破壊されてしまったようで、橋のたもとには上の石碑が。
そして、下の写真は宿から旧市街に入る道で見かけた扉。
銃弾の跡が今でもたくさん残っていました。
旅する上での治安が気になるところですが、行った実感では特に危険な雰囲気はなく、日中観光する分には平和な感じ。
ただし、モスタルの旧市街では、スリが多いようなので、十分注意が必要のようです!
次回は、モスタルの夜の様子を・・・。
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リアルタイムの現在地は、カナダのモントリオール。
メープル街道をモントリオールからケベックシティへ行き、そこから、南下、ナイアガラの滝まで行って、本日またスタート地点のモントリオールへ戻ってきました。
紅葉はほぼ終わってしまい、徐々に寒空が増えてきたカナダ。明日の天気予報は曇り時々雨または雪。
早くも冬が近づいてきています。我が家は寒いのが苦手なので、明後日、マイアミへ移動します~。