-Iceland-
アイスランド6日目。
前日の夕方に到着したのが、Reyðarfjörðurという街。(日本語でなんて言うのか・・・。)
宿泊先は、大きな平屋の一軒家で、空き室を利用して民泊を経営している家族の1室を借りて宿泊。ホームステイのようなものです。
おばあちゃんと小学生の娘さん2人が対応してくれて、サナ&レナも久々にお姉さんがいる家で嬉しそう。
キッチンや洗濯機も快く使わせてくれて、親切なおばあちゃんが色々と教えてくれたのでした。
もう1室も貸し出しをしていて、ドイツ人夫婦が泊まりに来ていて、皆で「アイスランドの物価はクレイジーだ。」という話で盛り上がったのでした。
日本はともかく、同じヨーロッパで先進国のドイツに住んでいてさえ、アイスランドの物価は異常!とのこと。
我が家と同じく、朝昼晩、すべて自炊をして旅しているようでした。
アイスランド人であるこのおばあちゃんも「大変よ~。」と嘆いていたのが印象的。
朝、曇りだけど久々に明るい空。宿泊先の家のテラス。
北アイスランドまで来たせいか、山には雪が残っています。
朝食を終えて、いざ出発。お世話になったおばあちゃんとお姉さん達に挨拶をするサナ&レナ。
英語はしゃべれないけど、もともと人懐っこい性格もあってか、すりすり寄っては遊んでもらうのが大好きな二人です。(笑)
人見知りしないところが親は助かるところ。
この日のルート。
Reyðarfjörðurからアイスランド第2の都市、アークレイリまで。
このドライブルートは自然の変化に富んでいて、かなりの絶景ルート!(天気が珍しく良かったというのもありますが・・・。)
以下、写真も多めです。
Reyðarfjörðurの街にて。
カモを見かけてReyðarfjörður、車を停車。
えさやりが好きな二人は、早速スタスタと駆け寄っていき、地元の子に交じって、えさやり。餌は、余っていたパン!
美味しいえさがある!と、あっという間にカモが寄ってきました。
子供も満足したところで、出発!
Reyðarfjörður、小さな街ですが、山と湖に囲まれていて、とても風光明媚なところでした。
途中の景色。
たまーに家があるくらいで、あとは何にもなし!
緑が消えてきたなぁと思ったら、岩がゴロゴロした大地の風景に出てきました。遠くには雪山(氷河?)が見えます。絶景ドライブルート!
他ではあまり見られないアイスランドらしい景色。
途中休憩。
アイスランドでは、景色がきれいな場所に駐車場が設けられていることが多く、停まって休憩したり写真を撮ったりしやすい!
リングロードと呼ばれる車通りが比較的ある1号線を走っていると、「あ、車がたくさん停まっているな」というポイントが出てくるので、我が家も「何かあるかも・・・。」と車を停めます。そうすると、簡単なトレイルがあったり、展望台があったりするので、観光できてしまいます。大自然=観光地というアイスランドならでは。
けど、お手洗いは大きな観光地でないとなかなかない!行けるときに行っとくが鉄則。
次の目的地はデティフォスの滝。
滝へと続くトレイルを歩いていたら、こんな四角い岩だらけのところを発見。
サナ&レナ、アスレチックのごとく「登りたい~。」とスタスタとかけていきます。
サナはともかく、危なっかしい足取りでついていくレナ。
「サナがやるから~。レナも~。」と何でも挑戦したがる妹。(笑)
トレイルに引き戻して、無事、滝に到着。
デティフォス(dettifoss)はアイスランド語で「落ちる滝」の意味。その名の通り、ヨーロッパ最大の水量を誇る滝。
轟音とともに流れていく様は圧巻!
こんなに激しく流れ落ちる滝なのに、見るところにはまったく柵がされていないところが、アイスランドらしい。
写真右側、ぎりぎりまで近づいて撮影しているカメラマン。
私は高所恐怖症なので、そんなに近づくのは無理!
滝見物を終えて、再出発。
このあたりは黄色、赤に色づいた草紅葉が見事で、天気が良かったこともあり、とてもきれい!
9月中旬ですでに紅葉なので、やはりアイスランドの秋は早いです。
アイスランド北部のミーヴァトン湖周辺のエリアは地熱活動が活発な様子が見れます。
ここも途中に寄った場所の一つ。
山肌や地面から「シュー」と音を立ててガスが噴き出ています。
こんな感じ。
車を降りたとたん、「硫黄のにおい!」とにおうほど。
噴出しているガスのスモークの中に入って、撮影している人も。日本だったら立ち入り禁止にでもなってそうなのに、大丈夫なのかしら・・・。
けど、ここは普通に見物できます。
晴れているのか、曇っているのか・・・。
写真は加工していません。不思議な光景。
クラプラ(Krafla)火山の標識が出ていたので、行ってみることに。
茶色い大地からモクモクと白い煙を上げた光景はどこか、別の惑星に来た気分。
アイスランドという国の名前からして、「氷の寒い国」のようなイメージですが、実はアイスランドは火山が多く、地熱活動が活発。
1973年の石油危機をきっかけにアイスランドにおける地熱開発が本格化し、今では電力の約3割を地熱発電、
残りの約7割は水力発電で、ほぼ100%自然エネルギーによる電力を実現。
街にはそんな地熱を利用した温泉プールが多数あります。
島国で火山が多い日本も見習うところがあるかも・・・。
火山湖かな。きれいなブルー!
再び、アークレイリを目指します。
だいぶ緑が多くなってきました。
ミーヴァトン湖。
このあたりは、湿地帯のようになっていて、日本の尾瀬のような草紅葉が見事でした!
長かったドライブも終盤。
アークレイリの街が見えてきた!珍しく晴れ渡る空。
ここまで晴れてくれると。アイスランドの牧歌的風景は本当に美しい!の一言。
長いドライブですが、絶景の連続でなかなか素敵なドライブルートなのでした。