-Usyuaia,Argentina-
写真は、アルゼンチンのウシュアイアより。
せっかく南の果てまで来たので、滞在を5泊に設定。
さて、何をするか…。
色々観光案内所や旅行会社で話を聞いていると、
・街を散策、博物館見学
・ティエラ・デル・フエゴ国立公園(+世界の果て号)
・ビーグル水道クルーズ(+ペンギン観察)
・エスメラルダ湖へトレッキング
・冬ならスキー、お金と時間に余裕があれば…、南極へ!
といったところ。
で、現地発着の近郊へのツアーやビーグル水道クルーズは「えっ!!」と驚くような高額なものばかり。そして、ティエラ・デル・フエゴ国立公園へ自力で行くバスでさえ、「2週間前に値上がりしたんだよ。」とのことでかなりの高額。世界の果て号(世界の最南端を走る列車)に乗るための駅に行くのも、「街から離れているけど、バスはないからタクシーで行くしかない。」と言われ…。
結局、ビーグル水道クルーズは「チリでペンギンを見た。」ということで諦め、エスメラルダ湖も「パイネで湖をたらふく見た。」ということで諦め、世界の果て号も、「大金払って乗るほど、子供も親も列車好きではないから。」ということで諦め…。
南の果て、ウシュアイアに来たものの、一体、何をすればいいんだ!!!(笑)
物価が高い地で、長期旅行かつ家族4人旅行(=お金がかかる)の我が家は苦戦。
結局、
「一日だけレンタカーを借りて、ティエラ・デル・フエゴ国立公園とパタゴニアらしい景色、傾いた木を見に行こう。」となったのでした。
レンタカー会社のおじさんから、「前日の夜から借りて、次の日の夜に返せば、それも1日レンタル料金。朝から国立公園へ行けるよ。しかも、朝早く行ったら公園ゲートの係りの人がまだいないから入園料タダで入れるよ。」
とのこと。
大丈夫かなぁと、朝早くから車を走らせると、確かに公園入口と思われる道路上に検問ゲートみたいなところがあったのですが、誰もいなくて素通りできたのでした。
早起きは3文の得と言いますが、今回は約6000円の得。
とりあえず、アメリカ大陸を横断している国道の南の終点を目指してドライブします。
ちょうど、駐車場に近づいたところで、日の出が!
駐車場から木道が伸びていたので、歩いてみることに。
展望台に到着。ちょうど日が昇ってきたところ。
黄金色に染まる海が美しい。
早朝なので、ぐっと冷え込んでいるせいか、展望台の板に霜が降りていて、ツルツル滑って遊ぶサナ&レナ。
「スケート!」とやってます。
が、あまりにも寒いので、風がびゅーと吹くと、「寒い!!!!」となり、レナは半泣き状態へ。
子供なのに、寒いのにはめっぽう弱い。
海とは反対側、雪山の方に太陽の光が当たり始めました。
パン・アメリカンハイウェイの南の終点の看板で記念撮影。
二人とも、「寒いから早く帰りたい。」とご機嫌斜めになっています…。
アラスカから17,848㎞。道がここまで続いているんですね。
太陽が昇ったばかりなので、長ーい影。
明るくなってきたところで、公園内の他の場所をドライブ。(公園といっても、東京都の3分の1の面積と同じほどの広大な敷地なので、移動には車が必須)
上の写真は、公園内の湖。
湖からまた別の場所をドライブしていたら、観光バスやバンが大挙して押し寄せる場所があったので、「ここに何かあるのかな?」と立ち寄ってみることに。
そうしたら、世界の果て号(世界の最南端を走る列車)の駅があり、しばらくすると列車が走ってきました。ちょうど、公園行きの列車が到着する時間だったようで、多くの車が来ていたのは、列車に乗ってやって来たツアー客を乗せるための車だったようです。
乗車を諦めた世界の果て号ですが、無事、見ることだけはできました。(笑)
この列車、なかなかの人気なようで、一本だけかと思ったら、増便しているのか、次々と駅へ入ってきます。
娘たち、男の子のように列車好きではないんですが、煙を上げてやって来るめずらしい列車に興味津々。
客車と機関車を引き離す作業や、機関車がやって来る様子を観察したり。
「機関車トーマスみたい。」と乗車せずともそれなりに楽しめたのでした。
上の写真は、木のドアがレトロな客車部分。
ちなみに、公園行きの列車が出る始発駅が上の写真の駅。
最南端列車を見学した後は、これまた公園内にある「世界最南端の場所にある郵便局」へ。
上の写真がその郵便局。海のすぐそばに建っているという絶景ロケーション。
ここでは、記念スタンプを押したり、ポストカードを購入したりできます。
サナ、レナ、二人のおじいちゃん、おばあちゃんに手紙を書いて、
投函!
日本へいつ着くのかというと、。
投函したのは、3月9日、到着したのが3月27日だったので、約20日後。
やはり、それなりに時間がかかりますね。
公園を出て、次に向かったのが、「パタゴニアらしい傾いた木」を見にドライブ。
旅行会社でもらったマップを頼りに、車を走らせると、ありました!大木が。
当時、木登りにはまっていた二人。
この木を見て「登りたーい。」となったのでした。
今回借りていたレンタカー。
アルゼンチンは、グレードの低い車なのに、レンタル料は高い!
この湖一帯が、風が通る道になっているせいか、このような傾いた木がたくさん。
曲がってもたくましく生きていて、パタゴニアらしい光景。
ここまで、立派に曲がるなんて!
こんな感じで、1日車をレンタルすると、色々近郊を回ることができます。