-Habana,Cuba-
写真は、キューバの首都、ハバナにあるバーレストラン、ラ・ボデギータ・デル・メディオ。
ヘミングウェイが通った店としてとても有名で、街歩きをしていたら、店の前に人だかりができていたので、「なんだろうなぁ。」と近寄ってみると、観光客がわさわさとカウンターの前で行列。
皆のお目当ては、ここの名物、モヒート。
一杯1CUC也。(約5USD)
キューバ名産のラム酒とライムとミントの香りがさわやかなカクテル。
ここまで来たので、昼間からではありますが、本場のモヒートを試しましょう~。
暑い気候にぴったりのすっきり爽快な味!
キューバでは他にも、キューバ・リブレやダイキリなどラムベースのカクテルが有名で、よく飲まれています。
レストランが出てきたので、お酒の他に、食事の話。
旧市街を歩いていると、上の写真のような観光客向けの洒落たレストランをちらほら見かけます。
物価の安いキューバにあって、こういったレストランはとても高い!普通に一皿10CUC~20CUCぐらいはします。
それでも、昔は外食するのも一苦労(外で食べるトコロがあまりなかった。)だったと聞くので、個人旅行、観光するのに便利になったものです。
カフェにて。
こんな風に、バンドが演奏し、それに合わせて踊るという光景をレストランやカフェ、バーで幾度となく見かけました。
食事やお茶をしながら生演奏が聞けるなんて、贅沢!
我が家は長期旅行なので、毎日、毎回外食というわけにはいかないので、いつも現地ではキッチン付きの部屋を予約し、自炊するというスタイルで旅をしているのですが、これがとても難しかった国が、ここキューバ。
キッチン付きの部屋は、いつもと同じくAirbnbを使って予約できたのですが、
・キッチンがあるのに、鍋などの調理器具が足りない。
・コンロがあっても、ガスがつながっていない。
・そもそも、外国人が料理ができるほどの食材を入手するのが非常に困難。
という状態。
ハバナでは、やっと見つけた小さなスーパーに行ってみるも、商品が乏しく、簡単な朝食用の食料を調達するのも一苦労なくらい。(滞在中、牛乳を見つけることができなかった…。スーパーにパンも置いていなかった。)
上の写真は、旧市街にあった小さな市場。
うーん、何が作れるかなぁ…、と困ってしまう品ぞろえ。
「キューバの人はどこで買い物しているんだろう??」とハバナ滞在中ずっとギモンに思うほど、食料を売る店があまりないのです。
後から、トリニダードに行ってそのことを宿の主人に話すと、「週に1回、政府が開く市場で1週間分の食料品や日用品を購入する。路上や街の小さな店で売られている商品は高いからね。困った時だけしか買わない。」とのこと。
そうだったのか。やはりここは社会主義国の国なんだなぁと実感。
個々人で商売をする人も徐々に増えては来たけど、まだまだお買い物するには不便な国なんですね。
やっと見つけた、果物!
でも、外国人に対しては、とても高い言い値で売っています…。
こちらは、旧市街にあった珍しい現代風?!の店。子供用品店。
ショーケースにモノが陳列されているところが、なんだか昔の中国っぽくて、懐かしい雰囲気。
オムツも売られていましたが、パンパースといったアメリカブランドは当然なく…、全然見たこともないブランドもの。
世界中、どこへいってもオムツは簡単に手に入っていましたが、食料品と同じくキューバはそういうわけにはいきません。
歯ブラシ、シャンプー、日焼け止めなどの日用品、旅行必需品も手に入りにくいので、持参していくのがベストです!
こちらは、昔の薬局を保存・公開している店。
とても美しく豪華な陳列。
ちなみに、日本のようなドラッグストアも見かけませんでした。
なんでも簡単に手に入る環境にある日本は、やはり便利極まりないです。
旅行者にとって食料品、日用品の入手は不便ですが、お土産屋は充実しています(笑)。
写真は、ハバナの旧市街にて。
民芸品の店が一同に集まる市場、サン・ホセ民芸品市場。
このカラフルな品揃え。
先ほども述べたとおり、旅行者がモノを買うのに一苦労のキューバですが、お土産品、民芸品だけは簡単に入手できます!欲しいモノがあるかどうかはまた別の問題ですが…。
カリブ海クルーズで、バハマ、ジャマイカ、ケイマンとカリブ海に浮かぶ島国を訪問しましたが、どこも民芸品がパッとせず。
ここ、キューバはまだ見れる感じです。
数ある民芸品の中で、娘たちが一番気に入ったのが、この笛。
陶器でできた笛でとてもいい音色がする品。
一人ひとつ、気に入った色柄のものを買ったのはいいのですが…、吹きながら持ち歩いていると、二人とも、1日、2日で落として割ってしまいました。。。
野球のボールやグローブ。こんなキューバらしいお土産もあります!
所変わって、こちらは、新市街。
公園の側に有名なアイスクリーム屋さんがあるとガイドブックに載っていたので、おやつに向かったのですが…、店を探していると、地元の人たちが行列をなしています。
公園にそって、その数100人以上は並んでいそうな勢い!
えーー!アイスクリームにそんなに並ばなきゃいけないの…、と親子共々意気消沈していたら、
「外国人はあっちで買ってね。」と警備員に言われました。
言われた方へ行くと、小さな屋台が出現。誰も並んでいない!???
聞くと、「同じアイスクリームだけど、こちらはCUC使用の外国人用。」とのこと。
庶民が大行列している方は、CUP払いの方で、安く、値段が違うんですね。
それでも、1スクープ1CUC。そこそこ安いです。味は、シャリシャリした、懐かしい甘さのアイスクリームなのでした。
買い物一つとっても、奥が深く他とは違う国、キューバ。
次回もハバナより…。