-Belgium-
オーストリアのチロル地方に滞在していた時、同じ宿に宿泊していたベルギー人カップルと話す機会があった。
「ベルギーに行ったことがないけど、チョコレートが好きだから、行ったら絶対ベルギーのチョコレートを食べたい!」と言うと、
「チョコレートも美味しいけど、ベルギーに行ったら、ぜひムール貝、ベルギービール、ワッフルの3つを試してみて!美味しいから。」と教えてくれた。
このベルギー人いわく、ベルギー三大グルメはこの3つらしい。
オーストリアにいる時は、ベルギーに行く予定はなかったんだけど、こうして来る機会が持てたので、教えてもらったとおり実践してみることに!
ガイドブックにも「美食の国」と書いてあるから、さらに期待が膨らむ。
なにせ、オランダではサンドイッチ(&アイツマイター)かコロッケくらいしか思い出がない・・・。
さて、上の写真はそのおすすめの一つ、ムール貝。
定番の白ワイン蒸しを頼んだら、鍋いっぱいにムール貝が入っていて「食べれるかなぁ」という量!セロリの風味がアクセントになっていて美味しかった!(レナはパクパク食べていたけど、サナには不評。やっぱり大人の味かな。)
日本にいると、ムール貝ってほとんど食べないから、5年分くらいは食べた気分。
そして、次にベルギービール!
お中元&お歳暮でたまにベルギービールセットを送ってくださる方がいて、いつも美味しくいただいていたので、夫婦共々本場で飲むのが楽しみだった。
レストランでもスーパーでも種類がホントに豊富。なんと国内で1500種類以上のビールが製造されているらしい。
そして、ビールの銘柄ごとに専用グラス(いろんな形をしています。)があるらしく、ビールに合ったグラスで飲むとさらに美味しいんだとか。
スーパーでもビールとグラスがセットで売ってたりしてました。
夕食は滞在していた家で自炊してたので、作ったごはんとともに色々なビールを買っては試していました(笑)。
上の写真はその空き瓶。可愛いものから渋いものまでいろいろ。
色も味も色々でした~。
そして、3つ目、ベルギーワッフル!
実は、偶然にも滞在していたゲントという街にワッフル発祥のお店があった!
これは、行かねば・・・。
ということで、やって来たのが、ゲントにあるMAXというお店。
日本でも一時期ベルギーワッフルが流行っていましたが、日本でよく食べられているのは、リエージュ・ワッフルと言われるザラメ砂糖が入ったしっかりした生地で歯ごたえがあるもの。
もう一つが、ブリュッセル・ワッフルと言われる、大きな長方形の形をしたふわふわサクッとした歯ごたえが特徴のもの。生地が甘さ控えめなので、クリームやチョコレート、フルーツなどをトッピングして食べられます。
MAXのワッフルが上の写真。ブリュッセルタイプ。
日本で食べていたワッフルとは違って、本当に生地が軽くてふわふわサクサク。
親子共々、あまりの美味しさにぺろりと平らげてしまいました(笑)。
同じワッフルでも、こんなお店も!
スティック状になったワッフルを売っているお店。アイデアも素晴らしいけど、ワッフルの見た目とお店のディスプレイも可愛くて、ついつい覗いてしまうものです。
そして、私が一番楽しみにしていた・・・、チョコレート!
どこの街を歩いていても、色々なチョコレート屋さんをみますが、ブルージュで街歩きをしていたら、上の写真の場所が!
ゴディバとピエールマルコリーニが隣り合わせなんて、さすがベルギー。
値段も日本で買うよりずいぶん安いので、滞在中は色々試してみました~。幸せです。
娘たちには普段、チョコレートは食べさせていないのですが、この時ばかりは解禁。
自分で選んだチョコを食べれて喜んでました。
ベルギー人おすすめの3つ以外にも色々あります、ベルギーご飯。
そのなかでも、特筆すべきが、上の写真、フリッツ。
フライドポテトのこと。
実は、ベルギーが発祥の地。ある地方で小魚を揚げて食べていたところ、ある年の冬、湖が凍結して小魚が取れなかったので、代わりに保存食のジャガイモを揚げて食べたところ、とても美味しかったのが始まりなんだとか。
そして、美味しそうに食べているベルギー人を戦時中に見た米兵が、フランス人だと思い込んで(ベルギー人がフランス語を話していたから)、「フレンチフライ」と命名したらしい。
こちらでは、フリッツにはたっぷりのマヨネーズがつく。
フライドポテトにマヨネーズ。かなり高カロリーのコンビだけど、揚げたては美味しい。
ポテト好きのサナ、レナ、パパは大興奮で食べてました~。
上の写真はゲントで有名なフリッツ屋さん。
小屋みたいな小さなお店だけど、並んでいて繁盛していました。
普通の料理らしいものを取り上げていなかった・・・ので、最後に下の写真、レストランでよく見かけて、店員さんも勧めてくれた有名料理を二つ。
左が牛ばら肉の煮込み料理、右が滞在していたゲントの名物料理、ワーテルゾーイ。
ワーテルゾーイは日本のホワイトシチューに似ていて食べやすいです。
こんな感じで、ベルギー料理、ビール、スイーツ&スナックと常にお腹いっぱいになってしまうほど色々楽しめるのでした。