ガラパゴスから首都キトへ。赤道を歩く!  エクアドル・キト1

 

-Quito,Ecuador-

ゾウガメ、ウミガメ、イグアナ、アシカ、ペンギン、ペリカン、フラミンゴ、カツオドリ、魚などなど、動物観察三昧だったガラパゴス。

行くまでは遠かったけど、行ってしまえば、毎日何かしら子供と簡単に動物を見る事が出来て親子共々大満足。

あっという間の8泊9日のガラパゴス旅を終えて、次の目的地へ移動。

 

 

ガラパゴスのサンタ・クルス島の空港にて。

同じエクアドルの首都、キトへ向かいます。

 

 

キトに到着!

暑かったガラパゴスとは違って、涼しい風が時折吹くキト。

アンデス山脈の4000mから6000m級の山々に囲まれた街で、標高は2850m。

サナ&レナ、ここまで標高が高い街に来るのは初めて。

親としては、「高山病、大丈夫かなぁ」と心配していたのですが、空港に到着してもケロッとしていて通常と変わりなさそう。

よかった、よかった。

しかし!

滞在1日目、2日目はよかったものの、3日目の朝からサナ、「なんかお腹が痛い~。」とダウン。その後、発熱。

レナも後を追うように発熱。

どうやら、2日目の夜にクリスマスということで、街のレストランで外食をしてついつい食べ過ぎたようで、消化不良→高山病を発症した様子。

滞在先のアパートで2日間ゴロゴロしていたのでした。

高地での食べ過ぎはよくないようです。

その後、ペルーの高地へ行った時は、「慣れるまでは消化の良いものを腹7分目くらい」を心がけるようかなり気をつけました!

 

 

ようやく、二人とも元気になったので、エクアドルで一番有名な観光地、赤道を体験しに、キト近郊にあるサン・アントニオ村というところへ。

この村には北半球と南半球を分けている線、赤道が通っているのです。

”エクアドル”という国名もずばり”赤道”。

まずは、赤道が通っている赤道博物館へ。

 

 

入場料を払うと、「ガイドツアーが始まるまで待ってください。」と言われ、しばし待機。

その後、ガイドさんが説明をしてくれます。(英語またはスペイン語の言語選択可。)

上の写真はエクアドルのアマゾンの暮らしについての展示。

ここで驚いたのが、ついほんの昔までジャングルでは首狩りの風習があったということ。

絵のように、敵の首を切って、壺のようなもので煮詰めて、頭蓋骨は取り除き、中に詰め物をして乾燥させるらしい。

出来上がったものは、写真右の絵のように、杖の先端に飾りとしてつけたりしていたんだとか。

博物館の私物コレクションということで、奥の部屋から出してくれた干し首を見たのですが、大人のこぶし大くらいの大きさまで頭が小さくなっていました。形はとてもリアルに保たれていて、ちょっと怖かった…。

世界には色々な風習があるものです。

 

 

博物館の中にちょうど赤道が通っているので、この線の上を歩いてみます。

ガイドさんに言われた通り、目をつむってまっすぐ歩けるか試しているサナ&レナ。

 

 

特別な線の上を歩くのが子供ながらに楽しいみたい。

目をつむって、何度もトライしていました。

北半球と南半球を見事に跨げました!

 

 

他にも、赤道直下での日差しと影の関係や、

 

 

水がどのように流れるかなどの色々な実験をしてくれて、なかなか面白いです。

北半球・南半球で渦が巻く方向が違い、赤道直下では渦は巻かずに直下して落ちるらしく、北半球、南半球、赤道上と3回やってくれたのですが、見事にガイドのお兄さんんが言った通りに水が落ちていく。

けど、

「そんな、わずか数メートル離れただけで、実験結果変わるの??」とちょっと半信半疑なのでした(笑)。

 

 

あと、赤道直下では釘の上に卵を立てるのが容易だということで、サナ&パパがトライ。

 

 

あ、立った!

これは、別の人がやったのを写真に撮らせてもらいました~。

(我が家は誰がやっても残念ながら成功せず…。)

 

 

博物館をあとにし、赤道記念碑がある場所へ。

 

 

ここで、アイスクリーム売りのおばさんがいて、「アイスどう?」と声をかけられたのですが、その商品を見てびっくり!

なんと、タッパーに山盛りアイス&コーン。これを赤道直下のきつい日差しの中ずっと持って売り歩いているのです。なんで溶けないの?これも赤道マジック??!

下の写真が赤道のラインと赤道記念碑がある公園。

きれいに整備されていて、入場料をとるのですが、さっき行った赤道博物館が本当の赤道が通る場所で、こちらは、GPSが開発される前からあった老舗?!の赤道記念碑&ライン。昔からある場所はちょっとずれていたのです。

そんなわけで、本当の赤道ラインを跨いだばっかりの我が家は、こちらは外から眺めるだけにしたのでした。

 

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