-Islas Ballestas,Peru-
砂漠の街、ワカチナの近くにはパラカスというビーチリゾートの街が広がっています。
そう、砂漠の近くに海があるんです。
すっかり頭の中のイメージはペルー=アンデス、山、遺跡なので、ペルーに砂漠もピンとこないけど、ペルーに海というのも最初はピンとこない。
けど、地図を見ると、国土の西側は長い海岸線が続き、首都のリマも海に面している。有名なペルー料理セビチェ(レモンと紫玉ねぎ味が癖になる魚介マリネ)も海が近いからこそ食べれる海の幸。
そのパラカスの海岸からバジェスタス島という島へ行く遊覧船ツアーがあり、ワカチナの旅行代理店で申込。
バジェスタス島は「リトル・ガラパゴス」と呼ばれている島。
本家のガラパゴスに行ったばかりなので、大きな期待は抱かず、ただ、ペルーの海と生息する動物に興味があったので、参加を決めたのでした。
ワカチナからバスでパラカスへ。
その後、船乗り場で遊覧船に乗り換え。
バジェスタス島は上陸できないので、船からの観光&観察となります。
まずは、カンデラブロ(=燭台)と呼ばれる地上絵。海から見ても大きいその絵は、全長189m、線の深さは1m&幅は4m!
ナスカの地上絵と同じくプレ・インカ時代に描かれたという説とスペイン人が描いたという説があるらしい。
ナスカの地上絵には行っていないので、ちょっと地上絵観光体験ができたのでした。
乗っている船は写真のような船。結構すし詰め状態に乗ります(笑)。
オタリア(アシカ類)がいるところへ近づきます。ペルーの海は残念ながら街の近くはそんなにきれいでないのですが、船に乗って、沖の方までやって来るとさすがにきれい。
天然の岩トンネルができています。
アシカ、オットセイ、トド、オタリアと見分けがつかないのですが、どれもアシカ科のよう。
ガラパゴスのアシカは可愛らしい体つきだったのですが、ここに生息しているオタリアはどれもふくよかな体つき。特に、ハーレムのボスかなと思われるオス(写真一番右)がとても大きくて頭には毛のようなものがフサフサ。顔つきも怖くて、アシカのことを英語で”Sea Lion”と呼ぶ意味がここで分かりました(笑)。
ホントにオスはライオンのような姿。
この後、移動した別の場所で、ちょうど赤ちゃんを出産する風景を目の当たりにすることに。遠くからだったのですが、つるっと赤ちゃんが出てきて、そのあと赤い胎盤のようなものが出てきて、上空には海鳥たちが舞っている。
船にいた皆ビックリの出来事なのでした。
海鳥の楽園でもあり、鳥がそこかしこに。
これだけ海鳥がいると、岩はフンだらけで白くなっていて、サナは「鳥のにおいがする!」と叫ぶほど、匂いが漂っています。
途中、ペンギンも5~6匹ほど見かけました。数が少なくて探すのに夢中、かつ遠かったので残念ながら写真はなし。
上の写真、どれだけ鳥がいるかの図。
島の陸地左半分(船が通過している上付近)、黒くなっているのは、全部鳥!
こちらもオタリア。風格があります。
船からの観察なので、若干動物との距離があるのですが、ガラパゴスへ行った後でなければ、なかなか良いツアーかも。
こちらは、パラカスのビーチ。(お世辞にもきれいとは言えませんが…。)
そして、下はそのビーチ沿いの街並み。
砂漠に海の島ツアー、お正月のワカチナ滞在、親子共々とても満喫できたのでした。