隠れた美食の国、ペルーのごはん! (リマのレストラン、アンデス料理など)

 

‐Peru‐

南米へいざ行こう!と乗り込むにあたり、ヨーロッパ旅行のように「あそこであれが食べたい、これが食べたい。」と思うことはあまりなかった。

しいていえば、ペルーのセビチェ、チリのワイン、アルゼンチンの牛肉が楽しみだなぁと思うくらい。そして、「リマの香苗さんの宿で久々においしい日本食が食べたいね。」と家族4人で話していたのでした。

そんな中、ペルーへやって来たら、「なんてペルー料理って美味しいんだろう!」と感激。

昔、夫婦二人でペルーに来た時は、そんなにペルー料理を楽しんだ覚えはなく(というか、すぐに高地のアンデス地方へ行ったので、田舎料理がほとんど。)、期待していなかったので、なおさら。

そして、外食がさほど楽しみでなかった(というか、ほとんどしなかった)北米から来たのもあってか、ペルー、特にリマでは色々外食を楽しみました!

上の写真は、リマでスペイン語を教えてもらった先生おすすめの海鮮料理レストランの料理。

スペインのパエリヤのような海鮮混ぜご飯は美味しかった!

 

 

場所は、リマのラ・マールというレストラン。観光客だけでなく、地元の人にも人気のようで、行ったのは平日のお昼にも関わらず、ご覧の通りほぼ満席状態。

トップ写真には入りきっていないけど、先生おすすめのセビチェ(魚介類のマリネ)もなかなか美味しかった!

 

 

ペルーの代表料理、セビチェ。レモン味とアクセントの紫玉ねぎが美味しいマリネ。

あっさりしているのと魚ということで、日本人にとって食べやすい。

写真のセビチェはTanta(タンタ)というカフェレストランのもの。ここのセビチェもかなり美味しい!リマ市内に数店舗あります。

実は、今、サンチアゴに滞在中ですが、サンチアゴのショッピングセンターにもTantaが進出していてびっくり。

Tantaはセビチェ以外の料理も美味しく、デザートや色々な生フルーツジュースもGOOD。しかも比較的リーズナブル。

こんな感じで、海がすぐ近くにあるペルーでは新鮮な魚料理が食べられます。色々海外を回ってきましたが、こういう国はなかなかない。

 

 

セビチェのほかにペルー料理の前菜といえば、ポテトサラダ。

ペルー在住でガラパゴスで出会ってから、リマで仲良くしてもらったケンタ君家族と食事に行った時に教えてもらって以来、何度かオーダー。

各レストランによって盛り付けや使用される食材は違えど、黄色いジャガイモ&酸味(レモン)のあるマヨネーズ味はどこも一緒。

なかなか癖になる味。娘たちも大好き!

 

 

海鮮と前菜が続きましたが、ペルーの国民食といえば、ロモサルタード。

牛肉の細切り、玉ねぎ、トマト、フライドポテトを炒めた料理。味付けにはなんと醤油を使っていて、ペルー料理だけど中華のような不思議な味。

白米が一緒についているように、ペルーではお米が主食としてたべられているというのも、日本人にとっては相性がいいのかも。これが、隣の国、チリになるとパンが主食となります。

しかも、日系人が多く住むペルーでは、割と日本人好みの粘りのある美味しいお米が手に入りやすいです。

また、野菜も、ペルー在住の日系人が育てている大根、ゴーヤ、キュウリ(日本のように細長いもの)、もやし、ゴボウなど日本人になじみ深い野菜も市場で購入可能。

 

 

ペルー料理だけでなく、リマでは各国料理が色々。

観光するところがそれほど多くないリマに長く滞在していたので、久々にラーメン屋へ行ったり、イタリアンレストランへ行ったり。

上の写真はケンタ君家族と一緒に行ったイタリア料理レストラン。

お洒落なレストラン内にはピザを焼く本格的な石窯があり、サービスとしてオープンキッチンの脇で子供がピザ(具なし)を作ることができるのです!

これにはサナもレナも大喜び。(ピザ生地をもらってコネコネ、延ばして成型するだけなんですけど…。)

自分で形を作った生地を石窯で焼いてもらい、ナンのように焼けた生地を美味しく食べていました。

もちろん、本当にオーダーした方のピザは美味しいです!

 

 

他にも、リマではおしゃれなベジタリアン&ヘルシーフード(キヌアなど)カフェがあったりと、ペルー料理とペルーのレストランのイメージが変わった旅となりました。

最近は、世界でも話題となっているペルー料理&フュージョン料理。世界のトップレストランも多数あり、グルメを楽しみにリマへ行くというのもアリです!

 

 

所変わって、写真はクスコ近郊、聖なる谷のとある小さな村。

ピサックへ向かう途中に「クイテリア」と呼ばれるクイ料理を出す屋台やレストラン街があったので、立ち寄ってみることに。

大きな櫛に刺されて焼かれているのは、クイというネズミ科の動物。

 

 

焼きあがったクイを笑顔で見せてくれたおばさん。お腹の中にハーブをたっぷり詰めて、塩をふって焼かれたクイ。

見た目はちょっと…ですが、試しに一つ買って食べてみると、豚肉のようなウサギ肉のような。

臭みがあるのかと思いきや、ハーブのおかげで匂いはほとんどありませんでした。食べる部位は少なめですが。

ペルーでは高級食材のクイ。リマやクスコのレストランでは割と高いですが、このクイの本場では割と安く食べれます。

他にも、アンデス地方では色々な種類のじゃがいも、ジャイアントコーン、キヌア、アルパカなど山村ならではの食材を使った料理が楽しめます。

 

 

上の写真は、ワラス近郊で食べたごはん。左が揚げパン、右はチキンスープ。

スープに入っている麺は標高が高いせいかノビノビ…。しょうがないか。

田舎の料理は、リマとは全然違いますね(笑)。

 

 

ワラスで飲んだビール。この地元ビールは美味しかった。

けど、よく飲まれているペルー産ビール(クスケーニャ、ピルセン、クリスタルなど)って、どうもすごく美味しい!ってわけではない。苦味が少なくあっさり味&若干甘い気がします。

下は、カモミールティー。スーパーに行くと、普通のイングリッシュティーよりもこちらのカモミールティーの方が幅を利かせていました。ペルー人が好きなのかなぁ。

他に、写真にはありませんが、ペルーはフルーツ大国。その時々の旬のフルーツを使った生ジュースがとても美味しいので、行った時にはぜひお試しください!

長くなりましたが、隠れた美食大国、ペルーは観光だけでなくグルメも楽しめる国です。

 

 

 

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