ブエノスアイレスを歩く。  アルゼンチン・ブエノスアイレス2

-Buenos Aires, Argentina-

アルゼンチンの首都、ブエノスアイレス。

南米の国の首都は、エクアドルのキト、ペルーのリマ、チリのサンチアゴと行ったので4都市目。

実は、上記のどこの首都もこれといった見どころがなく、旧市街を歩いてスペイン植民地時代の建物や教会を見物するか、美術館や博物館めぐりをするか、その国のグルメを楽しむかといったところだったのですが、ブエノスアイレスは「南米のパリ」と言われているとおり、他の南米諸国からも一目を置かれているトコロ。

ペルーでスペイン語を教えてもらっていた日系ペルー人の先生も、「ブエノスアイレスはおしゃれで洗練されていて、ご飯も美味しかったしとてもよかったわよ~。」とおっしゃっていたので、期待が膨らむばかり。パタゴニアをずっと旅してきたので、久々の都会ともあって、ガツンと長期滞在(7泊)決定!

我が家の頭の中のイメージは、恥ずかしながら、タンゴにワインに牛肉くらいしかなかったので(笑)、ガイドブックで地図やら見どころをチェックし街歩きを開始。

上の写真は、パレルモ・ソーホー地区。個性的でおしゃれな雑貨店やカフェなど色々あって、店巡りが楽しい場所。日本とはまた違った色使いの雑貨や洋服、店の内装など、南米旅行に慣れてきた頃の我が家でも新鮮!と感じられるところでした。やはり、都会だけあって色々な意味で洗練されています。

 

滞在していた家の近所にて。

通りにずらっと並んだ壁画。アルゼンチンにちなんだものも多い。

 

 

ブエノスアイレスと言えば…、のタンゴ。そして、右は街を走るバス。

 

本物はこんな感じ。結構古い車体が現役で走っています。

アルゼンチンンは物価が高く、気軽にタクシー利用というわけにはいかないので、バスや地下鉄を利用することが多かったです。

地元のバスを乗りこなすのはどこの国でも難しいところですが、今の時代、GoogleMapで行きたいところを検索すると、最寄りのバス停と行きたいところへ連れて行ってくれるバス番号がすぐ表示されるので、初めてでも割と簡単に乗ることができます。

世の中便利になったものです!

 

バスが古ければ、地下鉄もかなり古い。

なんと、上の写真、この駅のエスカレーターは載るところが木製!ヨーロッパでは木製のエレベーターは何度か見たのですが、こちらは初めて見ました。

 

一番街の中心ともいえる通り。奥に見えるのは、5月広場と塔。

車道が広く、ビルが立ち並んでいて、パタゴニアからやって来るとかなーりの都会!

 

こちらは、プエルト・マデーロ地区。

昔の港の倉庫街を再開発したようで、きれいな遊歩道を設けたり、レンガ造りの旧倉庫にお洒落なレストランが入っていたり。

横浜の赤れんが倉庫のような雰囲気。対岸には、古い建物が多いブエノスアイレスでは珍しく、ピカピカの高層ビルが建っていたりします。

 

 

街歩きのついでに、次の次の目的地、イグアスの滝への長距離バスチケットも予約。(ちなみに、ブエノスアイレスの次の目的地はウルグアイ。一度、ウルグアイへ行ってからまたブエノスアイレスに戻ってきて、イグアスの滝を目指します。)

ブエノスアイレスの長距離バスターミナルはすごい!

「バス会社、いくつあるの??」ってほど、バス会社のブースが100以上ずらっと並んでいて、どこで購入すればいいのかも分からないくらい。

なので、最初にバスターミナル専用のインフォメーションによって、「○○に行きたいんだけど、どこで買えますか?」と聞くのがお勧め。

 

そうすると、上の写真のような小さな紙をくれます。(我が家がもらったのは、ブエノスアイレス→イグアスのバスチケットが買えるバス会社リスト。)

右側の数字が、バス会社のブース番号なので、この数字のブースへ行って、値段を聞きまわり時間や値段が納得いくところで購入します。

ちなみに、アルゼンチンのバスはクレジットカード払いと現金払いでは値段が異なることが多いので、要注意。現金払いの方が安いことが多いです。会社によって、または交渉次第ではカードと現金同額にしてくれたりしますが…。

 

他の用事的なことといえば、Nueva Casa Japonesaという日本食材が売っているスーパーへお出かけもしました!

ここでは、アルゼンチンで育てた日本米を購入。

サナ&レナは久々に日本のお菓子をパパに買ってもらい大興奮!

 

 

我が家の観光ではめずらしく、ラテンアメリカ美術館(MALBA)へも足を運びました。

 

 

南米らしいアート作品が展示されていて、「つまらない~!」と騒がないかしら…、と気をもんでいたのですが、一風変わった作風の絵や彫刻の前では興味津々に鑑賞していたのでした。

右の写真、「なんであの人、血を流しているの?」と質問されるのですが、答えるの、難しいです。(笑)

そして、美術館とは全然関係ないのですが、街歩きをしていて面白かったのが、下の写真。

街に設置されているごみ箱からごみを回収している作業風景。

なんと!、アームがついた作業トラックが、ごみ箱ごと持ち上げて、後トラック後ろのコンテナへ。

そして、コンテナの上でごみ箱が停まったかと思うと、ごみ箱の底がパカッと開き、ごみがストンと落ちるではありませんんか!

そして、また、ごみ箱を元あった場所に設置して、回収終了。

お見事な回収作業に大人も子供もくぎ漬けとなったのでした。

次回は、ブエノスアイレスの一大観光地、ボカ地区より!

 

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