‐Isla de Pascua, Chile-
イースター島ドライブの続き。
朝、早起きして、アフ・トンガリキまで行き、日の出鑑賞をした次に向かったのが、ラノ・ララクという遺跡。
こちらは、山全体がモアイの製造工場跡になっているところです。
(アフ・トンガリキの朝日とラノ・ララク全景については、前回の記事「朝日輝くモアイ、アフ・トンガリキへ チリ・イースター島3」にあります。)
入り口の駐車場に車を停め、トレイルにそって見学します。
トレイルを外れて歩くことは不可なのですが、割と近くでいろんな形、姿のモアイを見学できます。
山にあるモアイの数はなんと397体!
上の写真のように、ほぼ完成しているようなものから、倒れているもの、顔だけのものなどさまざま。
まさに、屋外の元工場です。
こちらの2体は埋まっています。
陽が高くなる前はまだ涼しい。海の見えるトレイルで、お散歩気分で歩けます。
こちらは、うつ伏せになったり、寝ているものも。
山から切り出され、運び出される前に、放置されて残っているもののようです。
山の上の方へ上がると、景色も抜群! ポコポコと石のモアイが点在しており、たくさん製造されていたのがよく分かります。
ラノ・ララクをあとにして、次の目的地へ。
途中、馬の群れに遭遇。車を見るや否や、並走して追いかけてきました。
これには、サナ&レナも大興奮。
海岸沿いにて。
あまり動物を見かけることのないイースター島ですが、馬、牛はよく見ます。
ラノ・ララクの近く、アナケナビーチにやってきました。
イースター島では珍しく、このビーチはきれいなヤシの木が。
どうやら、タヒチから運ばれてきたようです。
少し、ハワイ島を思い起こさせる景色です。
地元の人もおすすめのビーチ、どんな感じかなぁと見に行くと、とてもきれいな海が!
砂浜もきれいで、泳ぐには良さそうです。
(後日、このビーチに遊びに来たので、詳細はまた次回に…。)
このビーチにも実はモアイがいます。
伝説の王、ホツマツアが上陸したとされる場所で、丘の上には、ホツマツアの像とされるモアイが。
そして、上の写真、7体のモアイが並んでいるのが、アフ・ナウナウのモアイ。
砂に埋もれていたため、保存状態がよく、サイズは小さめながら、復元された姿はとてもきれいです。
プカオ(赤茶色の石で造られた帽子のような髷のようなもの)も乗っかっています。
島全体が遺跡のようなイースター島。あちこちに見どころが点在しています。
こちらは、テ・ピト・クラと呼ばれる場所。
花と海が美しい場所ですが、何にもないように見えて歩いていくと…、
こんな丸いツルツルの石が。
光のへそと呼ばれている石で、先ほど出てきたホツマツア王が故郷から運んだとか、海の水に現れて丸くなった、ただの石だとかいろいろ説があるそうです。
こちらは、また別の場所、アフ・ビナプ。モアイが立っていた祭壇は、まるでペルーのクスコで見たインカ時代の石組みのよう。ぴっちりと隙間なく組まれています。
こんなところに、埋もれているモアイ。
子供にはつまらない遺跡観光ですが、いろんな所にいろんなモアイがいるので、一緒にモアイ探しをしながら観光。これなら、少々飽きずについてきてもらえます。
日本ではイースター島=モアイと、とても有名なので、ずいぶん観光地化された島だと思っていたら、意外にもこじんまりとしていて、のんびり感がたっぷり。
ハンガ・ロア村も、村を外れても、どちらとも都会とは無縁な空気感。(=とっても田舎!(笑))
島内の車の制限速度は、村内30キロ、村外60キロ。あくせくせず、まったりとモアイを見ながらドライブするのが楽しいところなのでした。