美しい大自然が広がる宿でアンデスの農村体験!  ペルー・ヤナワラ

 

-Yanahuara,Peru-

ペルーではリマで幼稚園へ行くという以外何も決めていなかった我が家。

お正月にはリマからワカチナへ行ったし、幼稚園が終わったら、リマから先どうしようかと色々検討しました。

そのまま、サンチアゴへ飛んでパタゴニアへ向かうか、せっかくペルーに来たんだからペルーのどこかへ行くか、近隣国のコロンビアなどへ行くか…。

チケットの値段や天候等々を調べて、ペルー北部(ワラス、トルヒーヨ、チクラヨ)かクスコから聖なる谷近辺またはジャングル(タンボパタ)、アレキパ等々を回るかの2つに絞られたのでした。

結局、リマからクスコ行きの飛行機チケットが安かったのもあり、後者を選択。

クスコに到着したら、パパの知り合いで、クスコに在住35年以上のナオコさんを訪ねるために、旅行会社へ(Nao Tourという旅行会社をクスコでされています。)。

色々お話を聞き、とりあえず、娘さんのライミさんとそのご主人がやっているという宿にお世話になることに。

クスコからコレクティーボに揺られて、1時間少し、ウルバンバでタクシーに乗り換えて、ヤナワラという小さな村までやってきました。

クスコは標高3400mと高いのですが、ヤナワラは2700mほど。いきなりクスコに滞在するのは高山病の心配もあったので、ちょうどよい標高。

上の写真は、滞在する宿の建物とその前面に広がる景色!

着いた途端、「絶景の宿だね~。」と夫婦共々感心。都会のリマに長くいたので、「緑のある田舎に滞在したいね~。」と言っていたのですが、まさにその通りのロケーション。

 

 

ヤナワラはクスコ近郊の聖なる谷にあり、ウルバンバとオリャンタイタンボのちょうど中間あたりにある小さな村。

その中にあるこの宿は、見晴らしの良い広々とした土地に、アンデスの農村らしい天然素材で作られた建物が建てられていて、宿泊用の部屋以外に、大きな道場まであります。

何もなかった田舎の石ころだけの広大な土地を、ナオコさん夫婦が気に入り購入、10年以上かかって一から開拓して、作ったそうです!

今は娘さんのライミさん夫婦が宿を正式オープンする準備をしているんだとか。

サナ、レナも久々の田舎、そして気持ちの良い芝生が広がる環境に、到着早々走り回ります。

「あんまり走ったら、息切れるよ~。」とパパ、ママの心配をよそに、子供は高所も低所も関係なし。(笑)。

そして、色々な動物が飼われているのも興味津々。

 

 

一番のお気に入りは、クイ。(天竺ねずみ)

アンデス地方、特にこの近辺では高級食材としてよく飼育されているそうなのですが、ここでは食用ではなく、コンテストへ出品するために飼育しているんだとか。

色々な種類のクイがいました!

 

 

クイの可愛い姿にくぎ付けの二人。

ライミさんに教えてもらって、エサをやったりしています。

レナは相当気に入ったようで、「レナ、クイとお友達になりたいなぁ。」と後からずっとぼやいていたほど。(笑)

 

 

犬も番犬用として9匹飼われていたのですが、黒くて大きいのが娘たちには怖いようで、レナは特に滞在中、「ワンちゃん、怖い~。」と少しでも側に寄ってくると半べそ状態・・・。

それでも、ワンちゃんの方は小さい子が好きみたいで、しっぽをフリフリしながら近寄ってくるんですが。(笑)

下の写真は、有機栽培されているジャイアントコーンの畑。(粒が大きくて白いトウモロコシ。アンデス地方でよく食べられている。)

夕食に茹でたものを出してもらったのですが、「こんなに甘かったんだ!」というほどとても美味しい。自家製のジャガイモも美味しかった!

周りは何にもなく、ネットは繋がらないし、夜は真っ暗、トイレに行くのに懐中電灯を頼りに行くほど。

その代わり、空気は澄んでいて、景色がすばらしく、昼過ぎから風が吹き出して、夕方になると風が谷を通っていく音が聞こえる静寂ぶり。

夜は満点の星空が広がっていて、毎日21時には就寝するという、まさに聖なる谷での癒しの農村体験となったのでした。

 

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