-Puerto Iguazu, Argentina-
あっという間のウルグアイ5日間の旅を終え、再びアルゼンチンのブエノスアイレスに戻り、次に向かったのが、プエルト・イグアスという街。
世界三大瀑布、イグアスの滝の観光拠点となる街です。
ウルグアイのコロニアから高速フェリーに乗ってブエノスアイレスに戻り、港からバスターミナルに直行。その日の夜行バスにて、プエルト・イグアスへ移動です。
ついこの間まで、アルゼンチンの南の端の街、ウシュアイアにいたのですが、このプエルト・イグアスはアルゼンチンでもかなり北の端にある街。
世界一周前は、アルゼンチンをこんなに隅々まで旅するとは思っていなかったのに…。
山や海と比較して、滝についてはそこまでこだわりがあるわけではない我が家。それでも、南米に来てから、在住者、旅行者など色々な人と旅の話をすると、よく話題に出てくるのが、”イグアスの滝”。
やはり、世界三大瀑布で、南米でも有数の観光地のため、「南米に来たなら…。」ということで、皆行くようです。
そんなわけで、ここまで来たなら、我が家も記念として行ってみることにします。(笑)
夜行バスに乗り20時間弱、プエルト・イグアスの街に到着。
夏でも寒かったパタゴニア、秋が始まりかけのブエノスアイレスと「もう夏が終わるなぁ。」と肌で感じていたところだったのですが、1日ばかりかけて北上し、プエルト・イグアスまでやってくると暑い暑い。(訪問時期は3月下旬。)
赤茶色の泥っぽい大地にヤシの木。「南国のジャングルに来たわ!」と一気にムードが変わりました。
次の日、さっそくイグアスの滝へ。
プエルト・イグアスのバスターミナルからイグアスの滝行きのバスに乗って、滝のある国立公園入口まで行きます。(30分)
行ったら、滝がお目見えかと思いきや…、整備された国立公園に到着。入り口でチケット(アルゼンチンなので、高いです!)を購入し、中へ。
この公園、思った以上にかなり広大。
まず、園内を走るトロッコ列車乗り場を目指し歩きます。
朝一に公園へ行けばいいものの、前日の長距離移動もあって、ゆっくり宿を出発したため、この列車に乗るのにかなり並びました。(どこかのテーマパークのようにくねくね列を作って順番待ち。)
やはり、南米でも一大観光地であるため、かなりの観光客がいます。
子供にとっては、ちょっとしたアミューズメントパークに来た感じがするのか、楽しそうに乗っています。
この列車に乗っている間、見たこともないような色とりどりの無数の蝶々が舞っていたのが印象的。
やはり、ここはジャングルですね。
列車を乗り継ぎ、公園内の一番奥の駅まで行き、下車。
その後、川の上に造られたこんな遊歩道を歩いていきます。
茶色の水が悠々と流れていてく、イグアス川。
目指すは、”悪魔ののどぶえ”と呼ばれる、滝の展望台へ。
到着! 間近で見る滝は大迫力!
落ちていく水をじーっと見ていると怖くなるほど。
水量が凄すぎて、水しぶきが霧となって全貌が見えないほど。
暑いけど、結構歩きます。
アップダウンはあまりないですが、ちょっとした水辺のトレッキング。
公園内は至る所で蝶々が飛んでいて、人に停まることもしばしば。
サナ&レナ、手に乗せようとそっと観察。
ジャングルだけあって、公園内は滝だけでなく、動物の宝庫。
こんな珍しい鳥がいたり、
初めて見る動物に出会ったり。
こちらは、公園内の人気者、ハナグマ。
長い鼻としましましっぽが可愛い。人になついているのか、食事ができる売店周辺などにたくさんいます。食べ物のおこぼれをもらおうとしているみたい。
2匹そろって、普通に遊歩道を歩いています。
サナ&レナも可愛らしハナグマに遭遇すると大喜び。子供は滝よりも動物観察が楽しいようです。
ある所では、サルの群れに遭遇。
写真のサル、顔が少し怖い(笑)。
悪魔ののどぶえの展望台の次に向かったのが、滝の上から楽しむアッパートレイル。
遠くに大きな滝が見えてきました。そして、虹も!
下の遊歩道を歩く観光客の姿が見えます。
悪魔ののどぶえも大迫力ですごかったのですが、私たち的には、このアッパートレイルから見る滝がよかったかな。
このほかにも、色々な滝、様々な角度から滝を見せてくれる遊歩道が続きます。
そろそろ親子共々暑くて疲れてきたところなのですが、せっかくなので、ローワートレイルも行ってみることに。
こちらは、滝を下から楽しむためのコースで、大小さまざまな滝が見れます。
そして、最後は、滝つぼへ行ってくれるボートツアーにパパが急遽申込参加することに。
(もちろん、子供は危険なので参加不可。)
滝つぼに近づいた時には、目は当然開けれないくらい、そして息するのも厳しいくらいの水量だったそうです。
この日、携帯しているスマホの万歩計によると、歩いた距離は10.8キロ。
滝やジャングルを見ながら、いい運動になりました!