-Encarnación,Paraguay-
アルゼンチンから、パラグアイに入国し、やって来たのがエンカルナシオンという街。
持っているガイドブックには「パラナ川沿いに広がる街は”南の真珠”とたたえられる美しい街”」と紹介されていて、わずか3ページだけ掲載されている。
パラグアイ全体でも、20数ページしか載っていないので、日本人にとってはとてもマイナーな国。
我が家も、「アルゼンチンから行きやすい街」ということで、滞在先になったくらい(笑)。
それでも、行った事がない国の街なので、興味津々。
最初に、アルゼンチンからエンカルナシオンに入ってびっくりしたのが、「ここは昔の中国の深圳のよう!」と感じたこと。
物価の高いアルゼンチンから物価の安いエンカルナシオンへ買い物に来る人が多いようで、国境を越えたら田舎街が広がっているのかと思いきや、たくさんの衣料品店や雑貨屋さんが立ち並ぶ光景。しかも、商品(安っぽい中国製品かと思われる)が大量に並べられているので、半ば問屋街のような雰囲気。
その昔、香港から物価の安い深圳へ買い物へ行ったなぁと懐かしく思ったほど。
そして、街歩きをしていて遭遇したのが、「随所に日本を感じられるスポットがある。」ということ。
実は、パラグアイには約7000人の日系人の方が住んでおり、日本人居住区も国内にチラホラあるのです。
日本を感じらるスポットとしては、例えば、上の写真、公園に設けられた日本庭園スペースだったり(なぜか入り口には大きな鳥居が…。鳥居横の灯篭は本物ではありません。)。
こちらも日本庭園内にて。赤い欄干の橋がかかっています。
松の木が植えられていたり。
公園の日本庭園の外側を歩くレナ。
右側、庭園に設置された岩は日本風として置かれているのでしょうが、これも実は本物ではなく、映画のセットのような材質でできたもの。(笑)
それらしい樹々は植えられていますが…。
こちらは、日本語で書かれた看板があるスーパーマーケット清美。
日系人のおばあちゃんが店番をされていました。
店内は、「あー、日本のこれ懐かしいなぁ」と思える商品がずらり。
我が家はインスタント味噌汁、カップラーメン、日本米(パラグアイ国内で日系人の人が育てたお米。しかも、ちょうど新米が発売されていた!)、かっぱえびせんを購入。
南米の内陸の街でこんなに日本食材を見かけるとは!
親子共々、「懐かしい味だねぇ。」と美味しくいただきました。
パラグアイ産日本米は、海外で買ったどの米よりも美味しかった。さすが新米!
と、こんな日本の食材が手に入るスーパーがあるのですが、泊まっていた宿のキッチンがあまり使い物にならなかった(皿や鍋、調理器具がほとんどない!)のと、物価が安いパラグアイということで、久々の外食続きでした。
宿はBooking.comで予約したアパートメントホテルなのですが、こういったアパート型ホテルは意外とキッチンが使い勝手が良くないことが多々あり。
エンカルナシオンで大変お世話になったレストランが、「ヒロシマ」という店。
海外で日本食って高いところが多いのですが、ここのレストランは良心的な値段設定(というか安い)で、しかも美味しい!
さすが、日系人が多い国だけありますね。
サナもレナもここがいたく気に入ったようで、「ヒロシマに行こう!!!」といつもウキウキしながら通っていました。(笑)
子供も慣れ親しんだ味や食材が恋しいようです。
と、こんな感じで、「ここは日本?」と少し思わせるようなところばかりを取り上げたので、素のエンカルナシオンを…。
街の繁華街。建物の色、植物など直近で行ってたアルゼンチンやチリ、ウルグアイとはまた違って、少し南国の雰囲気。
街中にある大きな遊具の公園。
取り立てて、観光するところがないので、公園で遊ぶ二人。
そうしたら、こんな恐怖の滑り台を発見!
階段と滑るところの角度、少しおかしくない?! (急すぎる!!!)
「危なそう。」と言いながらも、サナ、試しに滑ってみたら、やはり勢い余って、下に尻もちついていました。滑り台の先っぽから地面までも遠いし。
内陸国のパラグアイですが、こんなビーチも。
パラナ川沿いに人工(おそらく)のビーチがあって、遊べるようになっています。
宿からとてもきれいな夕日が見えていたので、次の日行ってみると、また大きな夕日が!
太陽に向かってジャンプ!
海辺に落ちる夕日のよう。
川の向こうがアルゼンチンのポサダス。ビルが立ち並ぶ光景は、パラグアイ側から見ると、アルゼンチンでは小さな街も都会に見えます。
日が落ちる時、空がピンク色に変化。とてもきれいな夕日なのでした。