-Salta, Argentina-
パラグアイでの短期滞在を終えて、次の目的地に決めたのが、アルゼンチンのサルタ。
チリとアルゼンチン、ウルグアイとアルゼンチン、そしてパラグアイとアルゼンチンと国境を幾度となく行ったり来たりしながら、アルゼンチンの主要都市を訪問中の我が家。
アルゼンチンはとにかく広くて、行く地方によって自然や気候、街の趣が異なるのが面白い。
「物価が高い!その割にはサービスが良くない!」などと、文句を言いつつも…、こんなに国境を行き来してまで、ほぼ一周と言っていいほどアルゼンチンを旅しているということは、魅力がある国なんでしょう。(笑)
その行程は、このブログの”ROUTE&MAP”のページにあるGoogleマップに載せています。
さて、パラグアイの南の端、エンカルナシオンに滞在していた我が家は、一旦アルゼンチン側の国境の街、ポサダスまで戻り、ポサダスの長距離バスターミナルから一路、サルタへ向けてバスで移動することに。
エンカルナシオンとポサダスが青い線の右端の○の位置。
アルゼンチン北部は、ブラジル、パラグアイ、ボリビア、チリと南米の色々な国と接していることが分かります。
地図をもう少し拡大。
実は、ポサダスからサルタまでの移動は、複数のバス会社が運行していたのですが、バスターミナルで色々聞き込みをしてみると、直行便を運行していたのは1社のみ。あとは乗り継ぎが必要でした。
子連れで乗り継ぎをして、時間がかかるのもなぁ…、ということで今回は少しだけお値段高めの直行便を選択。それでも、ポサダスを昼過ぎに出て、サルタに朝着くので、エンカルナシオンから考えると、ほぼ1日仕事です。
ああ、アルゼンチンのバスは高い…。(涙)
娘たちは、もうこのころになると、すっかり長距離バスに慣れてしまい、バスに乗り込むと、人形遊びを始めたり、昼寝をしたり、バスから提供されるおやつや食事を楽しんだりと、各自思い思いに過ごしてくれています。夜は、めったに起きることもなく、親としてはありがたい。
大きな体の大人にとっては、バスの座席で夜寝るのはなかなかしんどいものがあるのですが、小さい子供は割と足を延ばして寝れるので、大人よりラクなんだろうか…。
ちなみに、サルタの後、どのように移動しようかと、地図を眺めつつ色々悩みました。
当初は、サルタからチリのサンペドロ・デ・アカタマへ抜け、行けたらボリビアのウユニへと思ったのですが、サルタを北上し、アルゼンチンとボリビアの国境を越え、ウユニを目指すことにしました。
サルタは標高1190m。ここからゆっくりと滞在する街の高度を上げていき、高度順応しながらだと子連れでもウユニ塩湖へ行けるのでは…、と思ったからです。
サルタに無事到着。
東南アジア的な風景だったエンカルナシオンからやって来ると、「山に来た!」という雰囲気が漂う街。
今まで、白人が多かったアルゼンチンですが、ここサルタはアンデスの山が近くなってきたせいか、混血の人やボリビアからやって来たのかなぁ思わせるような人達もよく見かけます。
次回もサルタとその近郊より。