‐Bolivia-
ウユニからチリのサンペドロ・デ・アタカマへ 1泊2日国境越えツアー その1
地球でないような景色の連続! ウユニ→チリ・アタカマ 1泊2日国境越えツアー その2
の続き。
ウユニ→チリ・アタカマ 1泊2日国境越えツアー、2日目。
この旅一番の高地(4300m)の宿に宿泊。
暖房もなく寒い中、薄い毛布にくるまって夜を過ごすことになったのですが、子供はそんなことはお構いなしにスヤスヤ。
高地で心配なのは、寝て起きたあと、起き上がった時に酸素不足でクラクラくること。(昔、これで呼吸困難になったことがあり。)
心配していた「高地で寝る」ことも、今までの高地順応がうまくいっているようで、大人は睡眠が浅いものの、家族4人とも起きてからも全然問題ありませんでした。よかった、よかった。
まだ暗い早朝5時頃に起きて、ドライバーさんが用意してくれた簡単な朝食を食べて出発。
南米で4月は早秋くらいの季節。しかし、外は、標高が高いので極寒!
真っ暗の砂漠地帯、未舗装道路を慣れた様子で進むドライバーさん。
次第に空が白みはじめ、朝がやって来る気配が。
最初の立ち寄りポイント、間欠泉に到着。
温泉のにおいのする蒸気がシューっと噴き出していて、下の地面も噴き出した成分で黄色っぽい色に変化しています。
なんだか、アイスランドで行った間欠泉(アイスランドの記事)の風景にそっくり!
私たちのドライバーさんは、「あまりガスの噴き出し口に近づかないでね。」と言っていたのですが、他のツアーの観光客は、普通に噴き出すガスに身体を突っ込んで当たっているんだけど、大丈夫なのかなぁ?と思っていたら、勢いよく噴き出した間欠泉に直撃したおじさんがいて、頭やジャケットが泥でグレーになっていました…。
日本だったら、絶対立ち入り禁止になってそうなところも自由に散策できちゃうところが、海外観光地ですね。
日の出間近、空の色がオレンジがかってきて、行ったことがなく想像のみだけど、なんだか火星みたい!
陽が昇る時間に車を停めてしばし鑑賞。
レナは、寒いし高地だしで、朝から機嫌が悪く、「抱っこ抱っこ!!」の状態。
さすがに、4000mを超えるところでは、抱っこをせがむことが多かったです。
サナのみポーズ。
次の観光ポイント、温泉に到着。
実はここ、宿泊する宿もあって、我が家が泊まったラグーナ・コロラダでなく、こちらに泊まってゆっくり温泉に浸かりたかったのですが、日程と値段の都合で断念。
30分のフリータイムだったので、我が家4人と同じツアーの中国人の女の子で足湯だけトライ!
冷えた身体にとても気持ちがよかった。
(もちろん水着を着用すれば、入浴できますが、思ったよりぬるいので、寒い中着替えて入るには勇気がいるかも…って感じでした。)
ここで、違う車で来ていた世界一周中の日本人カップル2人に出会ったのですが、娘共々話をしていると、日本を出発した時期や行ったところがかぶっていたことが判明。
その後、ボリビア国境からアタカマまでのバスが同じで娘と遊んでもらったり、チリのアタカマからサンチアゴへ行くバスも一緒、1か月後、偶然にもキューバで遭遇したりとびっくりなのでした。
温泉をあとにして、砂漠地帯をさらに進みます。
色とりどりの砂の山。
ボリビアからチリにかけてのこの地域は、世界で一番標高が高い場所にある砂漠地帯。
上の写真はサルバドールダリ砂漠。
岩が置いたようにぽつぽつとあります。
とても乾いた場所で、車が猛スピードで通過するたびにすごい砂埃。
ツアーも終盤、もう、皆砂まみれです。
気候の厳しい土地には絶景あり。
面白い景色の連続です!
チリとの国境近くまでやってきました。
このツアーで楽しみにしていた湖のひとつ、ラグーナ・ベルデに到着。
名前「緑の湖」のとおり、緑色の美しい湖を期待していたのですが、残念ながら、この時は緑色ではなかった。
ドライバーさん曰く、時期や時間帯によって緑色でないらしい。(特に午前中。)
こんな感じで、水も少なめ。それでも、天気が良くて山が美しい!
最後の湖、ラグーナ・ブランカ(白い湖)。
こちらは、名前の通り白い色をした湖で、背後には4000m級の山々がきれいに見えています。
”宝石の道”の名のとおり、ラグーナ・コロラダとは対照的な色。
2日間にわたり高地独特の絶景を堪能。
無事にボリビア・チリ国境に到着しました。
ここで、ツアーで一緒だったスペイン人&中国人カップルとドライバーさんとはお別れ。
彼らはまた長い道のりをウユニまで戻ります。(ボリビアの車でチリへ行くことはできないので、引き返します。)
我が家は国境越えバスチケットを別途購入しているので、出国手続きをした後、接続便に乗り換えて、チリのサンペドロ・デ・アタカマへむかったのでした。
過酷な環境の中のドライブ、宿泊、観光でしたが、なかなかできない体験ができいい思い出です!