‐San Pedro de Atacama,Chile-
この旅の間、「○○へ行こう!」と決め手となる材料として、写真があります。
それは、ガイドブックに掲載されている写真だったり、ネットで「いいとこないかなぁ。」と調べて出てきた写真だったり、街中で見かけたポストカードや観光ポスターだったり。
「お、ここすごいねぇ。」、「ここ絶景だね。」と写真を見て一目ぼれ、出かけることも多々あり。
トップ写真の湖&山もその場所の一つ。
チリ、サンペドロ・デ・アタカマから日帰りツアーが出ている場所、ミスカンティ湖。
ガイドブックの写真と街中の旅行会社に張られていた写真があまりにも美しかったので、「行ってみたい!」となり、色々ツアーを探したところ、1日ツアーだと立ち寄るところが多くて、料金が高かったのですが、立ち寄る場所を抑えた短縮型ツアーだと安価だったので、参加することとなりました。
朝早くにサンペドロの街を出発。
まず、立ち寄ったのが、サンペドロから南に下ったところにあるトコナオという小さな村。
土壁の建物が多いサンペドロとは異なり、こちらの村では石造りの建物が多いとのこと。
村の中央の広場に位置する教会。白い鐘楼が印象的。
上の写真はその鐘楼に取り付けられたかわいい扉。
何でできているのかと言えば、サボテン!
いかにも砂漠の村らしいですね。
村のお土産屋さんで見かけた布。ボリビアから来ている???
ボリビア国境に近いせいか、チリっぽくない民芸品が多いです。
このほか、リャマを飼っているお宅訪問があったりしました。サナはリャマのえさやりができて大満足。
村を出て、次に向かったのが、我が家のメイン目的地、ミスカンティ湖。
サンペドロの街の標高は2436m。街から南へ86キロ、標高をぐぐっと上げていき、アルゼンチンとの国境に近い4000mを越えるアタカマ高地へ向かいます。
前日行った、アタカマ砂漠の月の谷とはまた違った風景が広がっています。
標高4000mを超えたところによく生息しているビクーニャ。その体毛は「動物界で最も細い。」ようで、毛織物製品は高級品として取引されています。
ドライブ途中に何頭も見かけました。
ミスカンティ湖に到着。(標高4200m)
写真で見た通りの美しさ!
天気がよく、抜けるような青空のもと、静かな湖と薄っすらと雪がかぶったミスカンティ山。
朝早くの出発だったので、このツアーは朝食付き。
「朝食準備まで、自由時間。景色を楽しんでください。」とガイドさんに言われていたのですが、娘二人は花より団子状態。(笑)
「何しているのかなぁ。何があるのかなぁ。」と興味津々でのぞき込んでいます。
もう、アルゼンチンのサルタ以来、ウユニなどで長らく高地に滞在しているので、高地順応もバッチリ。
高山病もなく、食欲も旺盛。
こんな景色を見ながら、外で朝食ピクニック。
最高!です。
お腹も満たされ、散策開始。
「高地だから、走らないで。」との注意もよそに、娘たちは走る走る。
湖と反対側。やはり、高地は普通の場所と景色が違います。
形のいい山がポコポコ。
環境保護のため、湖のそばまでは行くことができず、写真のような決められた道を歩くのみですが、それでも十分。雄大な景色を堪能できます。
前日の月の谷と違って、こちらは訪れる観光客も少ないので、ゆっくり散策できます。
同じ時間帯では、我が家が参加したツアーともう一台、別ツアーのミニバンが来ていたのみ。
今まで行った湖の中でもかなりの絶景だったので、もう少し知られてもいい場所です。
ミスカンティ湖のすぐそばにあるのが、上の湖、ミニケス湖。ミスカンティよりこじんまりとした湖です。
湖と山を眺めていたら、山の上に向かって飛行機雲が出現。
なんだか、飛行機が落ちているかのような角度。
高地の絶景を堪能した後は、アタカマ塩湖へ。
ウユニに次いで、世界第2位の面積を誇る塩湖。
ウユニは真っ白な色が特徴的な塩湖でしたが、こちらは、同じ塩湖でも薄っすら茶色。
ウユニのように、きれいな塩湖というわけではなし。
ここは、フラミンゴが生息していることで有名なので、その観察。
世界で5種類いるフラミンゴのうち、3種が生息しているとのこと。
遠くに見えるフラミンゴを目を凝らして観察。フラミンゴって、遠くにいることが多くて、なかなか観察が難しい…。
たまに、近くに来てくれます。向こうは、エサを食べるのに夢中ですが…。
白くはない塩湖ですが、下のように、不思議な色をした地帯もあって、これはこれで変わったところ。
アタカマで時間があり、行くところに迷ったら、ぜひミスカンティ湖へ!かなりの絶景なのでした。