-Gorges du Todra, Morocco-
写真はモロッコのトドラ渓谷より。
サハラ砂漠の間近の街、メルズーカからバスに乗って3時間ほど、ティネリールという街で降り、さらにグランタクシーに20分ほど乗ってやってきました。
茶色の乾いた土地から西に進むと、いきなり現れたのが川と緑の大地。川沿いに沿って畑や樹木が植えられていてとても美しいオアシスの街です。
メルズーカで宿泊していた宿のオーナー、モハさんから紹介してもらった、渓谷の入り口にある宿、Maison d’hote la Fleurへ。
宿からトドラ渓谷の景色の良い場所まで歩いて10分ほど。大きな切り立った岩壁が両側に続いており、しかも岩の色が茶色なので、日本とはまた違った渓谷の景色が続きます。
ロッククライミングの聖地のようで、ヨーロッパのクライマーが集まり練習するとのこと。確かに登りがいのある険しい岩壁です。
こんな感じで巨大な岩壁の下には、ホテル&レストランも!
旅行中、洗濯機がない宿では手洗いで洗濯をしているのですが、「ママの真似~。」と濡れた水着やらを風呂場で洗濯するのが大好きな二人。
前日に渓谷を散歩したときにあまりにも水がきれいだったので、次の日、水着を着て自分たちの服、下着を持って再び川にやってきました。
目的は、「川で洗濯!」
「桃太郎のおばあさんみたいね~。」と言いながら楽しそうに洗濯する娘たち。
洗濯機がなかった昔はこうやって洗濯してたという話をすると、
「じゃあ、電気がなかった時は空の星もピカピカ光ってなかったの?砂漠の星も見えないの?」と聞くサナ。
「なんで?星は天気がいいと見えるよ~。」というと、
「でも電気がないと星がつかないよ。」
どうやら、空の星はライトと同じで電気のスイッチを入れたら光ると思っていたらしい。(笑)
川は全体的に浅くて流れが速いのですが、渓谷の奥の方まで歩いていくと、水の流れが穏やかで少し深くなっているところが。ここの水の透明度がすごい!
今までフェズやメルズーカなど、どちらかというとカラカラに乾いた茶色い街にいたので少しびっくり。
近くに水汲み場があって、大勢の人が車で水汲みに来ているほどです。
川遊びをしていた現地の子たちに交じって、娘たちも川遊び。日中の気温はそこそこ高く暑いのですが、川の水が冷たい!
夏の暑い季節の中でのラマダンなので、他の街より標高が高く涼しい渓谷へモロッコ人達が結構遊びに来ていて、水に足をつけて涼んだり、川の脇で昼寝をしたり、思い思いに避暑をしていました。
写真は宿泊していた宿の前。私たちが宿泊していたときは、お客さんは皆日本人の個人旅行者で、多くはバックパッカー。私たちと同じく世界各国を色々旅している人が集まっていました。
久々にいわゆる日本人宿に宿泊して、懐かしい気分。
サナ、レナとも優しい日本人のお姉さん、お兄さんに遊んでもらったり、日本食の夕食を食べたりと満喫していました。
夜、宿のテラスから見える星がとてもきれいだった。天気に恵まれたこと、標高が高いこともあって、砂漠でキャンプしたときよりもきれいだったかなぁ。