-Punta Arenas,Chile-
2月中旬、アルゼンチンのバリローチェから始まったパタゴニアの旅。
バリローチェ→エル・チャルテン→エル・カラファテとアルゼンチンの街をまわり、次に向かったのがチリのプエルト・ナタレス。時は、もう3月間近の2月下旬。
もちろん、目的は氷河と湖、山々が美しいパイネ国立公園!
しかし!ここで、問題発生。
いつものごとく、山の天気予報サイト(https://www.mountain-forecast.com/peaks/Paine-Grande/forecasts/500)をチェックしてみると・・・、
行こうと思っていた日程すべてが雨、雨、雨。(涙)
さて、どうするか…。
天気が悪い中、プエルト・ナタレスからパイネへ行っても、山は見えない、寒い、雨の中子連れでトレッキングは無理。
=楽しめなきゃ意味がない。
かといって、天気待ちでプエルト・ナタレスに長期滞在を決め込むのも、時間的にもったいない。(もう3月にさしかかろうとしていたので。)
夫婦で色々調べたり話し合ったりした結果、次の目的地、プンタ・アレーナスに行ってまた戻ってくるという策をとったのでした。
プエルト・ナタレスとプンタ・アレーナス。
名前が似ていて混乱しそうですが、両都市間、距離的にはバスで3時間少し。両方ともチリの街です。
プエルト・ナタレスの天気もパイネの天気予報もどんより曇り&雨だったのが、プンタ・アレーナスでは上の写真のとおり、拍子抜けするほど快晴!
プンタ・アレーナスはスペイン語で”砂の岬”を意味するそうで、南北に細長いチリの中でもほぼ一番南に位置する街。首都のサンチアゴからは2400㎞も離れています。
16世紀にマゼランが大西洋と太平洋をつなぐ海峡を発見、この南米大陸最南端の狭い水路、”マゼラン海峡”を大型船が往来するようになってから栄えた街です。
さすが、パタゴニア南部最大の都市、そして港街だけあって、今まで行った他のパタゴニアの街よりもずいぶん都会!
そして、アルゼンチンのエル・チャルテンやエル・カラファテ、チリのプエルト・ナタレスに比べてモノがあふれています。(物価もアルゼンチンより安い。)
マゼラン海峡に面した街なので、海沿いを歩いてみます。
お洒落にペイントされたこんな建物も。
人がいるようだったり、立体的で本物のように見える窓や扉もすべて絵です!
天気がよくて青い海だけど、やはりパタゴニアの海は寒々しい。遠くには海鳥がびっしり。
街自体の見どころは少なく、いくつか博物館があるくらい。
適当に街歩きをした後、向かったのが上の写真の場所、免税地区。
港町の倉庫街のようなところで、ブランド品、アウトドア&スポーツ用品、貴金属類、電化製品など色々なショップが集積しています。
我が家のお目当ては…、PatagoniaのR2ジャケット(フリース)!
パタゴニアでPatagonia。
つたないスペイン語で「Patagoniaのショップはありますか」と幾度と聞き込みして、ようやくたどり着き、ついに購入!
日本で買うより随分安く入手できたのでした。
夫婦2枚、かなりかさばるお土産なんだけど。(しかも、すでに日本から同じものを一つづつ持ってきている。)
ま、これを着だすと手放せないほど着心地がいいので、いいかと…。
免税地区以外にも、パタゴニアではめずらしい割と大きなショッピングモールもあります。おそらく、南米最南端のショッピングモールなんじゃないかなぁ。
安く食料品や日用品が購入できるLIDERというスーパーも入っていて、次に行くパイネや物価高のアルゼンチン、ウシュアイアに向けて、色々購入。
そして、久々に外食も。
カニが美味しかった!
さて、こんな感じで、プンタ・アレーナスはパタゴニア特有の絶景が広がるわけでもなく、街自体、さして見どころがあるわけでもない。この街を素通りする旅行者も多い。
我が家が来たのは・・、あるモノを見に行くため!
しかも、親子共々かなり楽しみにしていたのでした。
上の写真がそれを見に行く時の様子。多くの人に交じって、テクテク。前方には船が。
下の写真、サナの恰好がその”あるモノ”のヒント。ウキウキしながら船に乗り込んだのでした。
次回はその時の様子を!